(実はこの”賀茂川耕助のブログ”記事は最新のものではありません。6月2日に発表されているものですので、すでに10日経過しています。その内容は面白いものであり、当然ながらこちらでも読んだという記事を書いても良いところなのですが、あまりにもそれが政治的内容であるため、先に「政治的発言は控える」と宣言した手前、書きづらく感じていました。
しかし、やはり発言すべきところは言っていくべきと考えを改めようと思います。
そこで、賀茂川さんのこの記事から扱います。
注釈が長すぎました。では本文)
賀茂川さんのブログ記事は、「戦争をする国」への動きというもので、当然ながら改憲や共謀罪法案などの政治の方向を取り扱っています。
よく軍事力を持つのが普通の国などといった一見わかりやすい議論で誘導しようとされていますが、その実はアメリカの補完としての役割しか考えられておらず、とても自立した防衛力などというものにはなりません。
アメリカの姿勢は熟知している賀茂川さん(ビル・トッテンさんと言う方がわかりやすいか)ですから、建国以来延々と侵略を繰り返し、アメリカ西部から太平洋を越えたアジアまで手を伸ばしてきたアメリカの本性というものは今でも変わっていないことを骨身にしみて感じていることでしょう。
朝鮮戦争やベトナム戦争すら防衛のためと称して引き起こしたアメリカですから、集団的自衛権などと日本が言い出せば、今後はそういった性格の戦争にも引きずり込まれる可能性が強いということになります。
「国民も歴史をしっかりと学ぶ必要がある」という賀茂川さんの主張は間違いないものです。
ここで、一つ気になったものを思い出しました。
数日前の新聞の投書欄に、たしか中年男性であったと思いますが、投書をした人がいます。
彼は「自立した防衛力をつけることが独立国として当然のことだから改憲に賛成する」と書いていました。
ここまで浅はかな意見を堂々と(新聞投書欄ですから実名記載です)述べる愚劣さには恐れ入るほどですが、おそらく同様な意見を持っている人も多いということでしょう。
しかし、「自立した防衛力」どころか、アメリカ軍の弾除けに先陣させられることが明白な「集団的自衛戦争」をさせられるのが関の山ということは、件の投書の彼は夢にも思っていないことでしょう。
ここにも賀茂川さんの意見の「もう少し学んでくれ」ということが当てはまります。
すべての政治的状況についてこれは言えます。「もう少し学べ」そして「もう少し考えろ」です。