爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

いよいよ憲法を変えると言い出した

安倍首相は2020年を目標に憲法を変えると明言しました。

それも9条に自衛隊を書き込むことが主となるものだということです。

 

blogos.com

憲法には多くの問題点があり、それを放っておいてはいけないのは明らかなのですが、自衛隊云々はかなり低い順位のものでしかありません。

 

最も大きな問題は国会をどうするのか。このままで良いのか考えなければなりません。

そもそも二院制が必要なのか。参議院の選挙方法は衆議院と似たりよったりで良いのか。(人口比例ではなく、アメリカ上院のように各都道府県代表とするか)

衆院優位という言葉だけで良いのか。

衆議院も人口比例を厳格に守らなくてよいのか。

小選挙区制を憲法に書かなくてよいのか。

 

また、三権分立に関しても考えるべき点は数多くあり、現在のどう見ても与党独裁制に歯止めをかける仕組みがないのは問題です。

官僚の暴走を食い止める仕組みもなんとかしなければならないでしょう。

 

人権と義務の点でも多くを現状に合わせ、さらに理想形をうたわなければいけません。

 

防衛に関しても(順位は低いかもしれませんが、ちょっとだけ言えば)まず個別的自衛権のみに留めるという原則の明記なしに政権の思うままに集団的自衛権になだれ込んでしまうことを憲法が阻止できるものにしなければなりません。(そうすれば9条に自衛隊を書き込むことも我慢してやろう)

 

このような大問題を捨て置いて、自衛隊の認知だけを目標の憲法変更とは、なんとレベルの低い改憲論議か。

 

こんな程度の改憲で、歴史に名を残す宰相などとは片腹痛い。

出直し。

 

ついつい怒りが湧いてしまいました。人柄を疑わせる乱文で失礼しました。