爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1182 封建時代にはいったのか

賀茂川さんのブログ、森友問題を批判し「封建時代になったのか」と言っています。

 

kamogawakosuke.info

国有地の不正払い下げが、政治家からの働きかけによっていれば政治家の不正となりますが、もしそうでなければ(忖度ですね)臣下の者共が殿の意思を聞くまでもなく実施する「封建時代」のようだということです。

 

臣下共が殿の意のままに動くのが「封建時代」という呼び方がふさわしいかどうかは、ちょっと疑問がありますが、「あってはならないこと」という認識を示したいということでの用法でしょう。

 

この辺のところは、私もこのブログで主張していたように、安倍が指示しなくてもその意の通りに実行してしまう官僚制の方が問題ということとほぼ一致していると言えるでしょう。

 

官僚は誰のために仕事をするのかということをもう一度はっきりと規定する必要がありそうです。

 

もう一つ、今回の賀茂川さんのブログで主張されている大切なことは、「憲法はなんのためにあるか」です。

 

そこには、「憲法とは国家のあり方を決める基盤であり、国家とはその領土に住む人々が強制力を持つ権力によって統治される社会を指す。その最も強い権力を持つ国家が、権力を使って好き勝手なことをしないよう抑制をするのが憲法なのである。」

と書かれています。

 

アメリカ生まれで西欧民主主義の精神は熟知されている賀茂川さんには当然の認識ですが、日本人にはこれが理解できている人はわずかでしょう。

トルコ並みに憲法を自分の好き勝手に変えようとしているのが独裁者です。

 

まあ、こんなことをいくら書いても「北朝鮮による危機」に目をくらまされている人々には何も伝わらないでしょうが。