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爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

乳児ボツリヌス症で1人死亡 渡辺宏さんの論評

「安心!?食べ物情報」で食品問題をあれこれ取り上げていらっしゃる渡辺さんですが、ご病気ということで2週間お休みの後復帰されました。お身体の回復第一に無理されないようにしていただきたいものです。

 

http://food.kenji.ne.jp/review/review907.html

 

さて、今週の記事で最初に取り上げられたのが、「乳児ボツリヌス症で初の死者」というものです。

ボツリヌス菌の毒素による死者というのはこれまでも出たことがありますが、「ハチミツを乳児に与えたことによる死者」というものは、危険性が指摘されて指導も行われていたためか、これまでは発生せずに済んでいました。

 

しかし、今回初めてハチミツを与えられた乳児が感染し、死亡したというものです。

 

ハチミツにはボツリヌス菌の芽胞が含まれることがあり、免疫力の弱い乳児が食べた場合、腸管内で増殖してボツリヌス菌毒素を出して中毒になる危険性があるということはよく知られているはずのことでしたが、渡辺さんが今回調査した所、乳児向けの離乳食レシピにハチミツが使われているものが多数発表されているそうです。

 

記事中にもあるように、ボツリヌス菌の芽胞が含まれている場合は通常の調理程度の加熱では殺菌できず、摂取されてしまうことがあります。

 

しかし、「砂糖よりはハチミツのほうが良い」という短絡思考で使ってしまうという無知なレシピ作成者が多いようです。

 

 

今週の渡辺さんの記事には、他に「刻み海苔食中毒事件のその後」とか、「難消化デキストリンを含むトクホの疑問点」など、興味ある内容が含まれています。

 

まだまだご活躍頂きたい方です。くれぐれも身体を大切にしていただきたいものです。

 

 

 

なお、私も問題の「クックパッド はちみつ 離乳食」で検索し中味を眺めてみました。

確かに147件のレシピが載っていますが、ほとんどのものには「離乳食完了期」とか「一歳を過ぎた子」とかの記述があります。

その意味では「ハチミツは1歳を過ぎてから」という基準に適合はさせているとは思いますが、どうも機械的に当てはめているだけにも感じられ、ボツリヌス症の危険性を本当に考慮しているとは思えませんでした。

 

真剣に考えれば、「一歳のお誕生祝いのケーキにはちみつ入り」なんてだすはずもないですから。