賀茂川耕助のブログ、今回はそろそろ出揃ってきたアメリカトランプ政権の掲げる政策、その謳い文句の「アメリカ第一主義」についてです。
賀茂川さんの書き方はかなりトランプ政権に対して寛容な(甘い?)立場を取っており、TPP離脱やカナダメキシコとのNAFTA再交渉、メキシコの国境の壁建設も肯定的に捉えています。
これは賀茂川さん(ビル・トッテンさん)のここまでの立場が従来のアメリカの政策(共和党・民主党ともに)と厳しく対立しており、それらの産軍複合体による支配体制というものを強く批判してきたために反アメリカと見なされるほどだったということから、それらを破壊しようというトランプの行き方に一縷の望みをかけているからでしょう。
私から見れば、こちらのA首相と同様に国民の票欲しさに人気取りの政策を振りまいて実際は自分のやりたいことは全く別というのが垣間見えますので、いささかも期待をできる感はないのですが。
確かに上記の政策はアメリカの大企業などにとっては不利益なものであり、それに同調するマスメディアなどによって強く非難されているという面はあるかもしれません。
それがたまたま人種差別や宗教差別といったところを見せたために付け込まれ批判を集めているというのが実情でしょうか。
ただし、さすがの賀茂川さんも無視できないのがアメリカの刑務所での問題(民間刑務所での労働搾取の実態)でしょうか。
そこだけ捉えてもトランプ政権の正体は見えると思うのですが。
敵の敵は味方ということがいつでも成り立つとは限らないということのように思えます。
敵の敵と思っていても、これもまた敵。