小学生の集団登校の列に車が突っ込み、ボランティアで登校見守りの活動をしていらした男性が亡くなりました。
その方は33年前に我が子を交通事故で失い、その悲劇を繰り返したくないという思いからボランティア活動をされていたということです。
あまりのことに声を失う感じですが、亡くなられた男性やそのご遺族の無念さはいかばかりかと思います。
今回の事故を起こした運転手は酒気帯び運転だったそうです。
またお決まりの「酒気帯び運転糾弾」が始まるのでしょう。
しかし、もうそろそろこのような悲劇の連続の「主因」は何かに気付いても良さそうなものです。
それは「自動車と車社会」です。
その危険性を増幅する「アシスト」が酒であるに過ぎません。
誰もがうすうすは気付いているのでしょうが、車の利便性に目を奪われて正視しようとしません。
あの巨大な重量物を怖ろしいスピードで、しかもほとんど素人やならず者、酔っぱらいがレールもないところを疾走するのが悲劇の主因です。
それを利便性は犠牲にしても制限していかなければいつまでもこのような状況は変わりません。
少なくとも、通学路は完全にガードレールで歩道を分離するとか、できなければ速度を10km以下の最徐行に制限するとかいったことができないのでしょうか。
いつまで続けるんですか。こんなことを。