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爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

勝川俊雄さんのサイトより マグロの国際会議で日本が「フルボッコ」

漁業資源に関する意見で見るべきところの多いと感じる勝川俊雄さんが、最近開かれたWCPFC(中西部太平洋マグロ類委員会)について書かれていますが、マグロの漁獲規制について大変なことになっているようです。

 

なお、この件は一般紙にはまったく無視されているようで、日経には若干の記事がありました。

 

ついでながら、「フルボッコ」とは何やらよくわからなかったのですが、どうも「フルパワーでボコボコにする」という若者語のようです。

 

katukawa.com

WCPFCとはその名の通り、太平洋の西部におけるマグロ類(クロマグロやカツオも含む)の資源管理と漁獲規制を審議する国際会議ですが、その下部組織である「北委員会」を日本が牛耳っているようです。

そして北委員会では日本の言い分通りに通したのですが、それを上部組織の本会議にかけたところ猛反撃を食らったということのようです。

 

その理由は、日本の主張として、クロマグロは初期資源(元々居た魚の総量)から見た現在量が2.6%まで下がっているに関わらず漁獲規制の管理は現行通り(ザル)で良いとしている一方で、カツオはその初期資源量比が58%であるにも関わらず、管理強化が必要と言い張るダブルスタンダードぶりに他国があきれ返ってしまったためだそうです。

 

日本の水産資源の管理は他の魚類を見ても明らかなように穫れるところまで業界の好きなように獲らせるといったもので、水産資源を育てて理性的に利用するという姿勢はまったくありません。

太平洋ばかりでなく各地のマグロ類の漁獲に関する会議でも日本の際限ないマグロ輸入の姿勢は批判されていますが、自らの縄張りについても国際社会から厳しく見られるようになっているというところでしょうか。

 

会議は決裂、その後の情勢はまだ不明のようです。

魚を食べる文化ということでは、世界に知られる日本ですが、漁業を守っていくという点ではまったく世界を引っ張るような姿勢が無いばかりか、恥ずかしい態度を取る一方のようです。