あまりオリンピックの中継は見る方ではないのですが、今はテレビを見ればそればかりなので仕方なく目に入ってきます。
昨日の朝もテレビを見るとその直前に終わったらしい柔道の男子66kg級の表彰式が。
どうやらその決勝戦で勝ったイタリアの選手が喜びすぎてきちんと礼もできなかったようです。
解説は誰とも分からなかったのですが、多分柔道関係者でしょう。
それが非常に気に食わなかったようで、盛んに「柔道は礼を守らねば」と繰り返し強調していました。
しかし、流れてくる映像を見て私が気になったのは別のことです。
準決勝で敗れなんとか銅メダルは確保はできた日本人選手が、表彰式の間ニコリともしないのはともかく、金や銀メダルの勝者に対して祝福の態度一つ見せなかったことです。
よほど金メダルが取れなかったのが悔しかったのでしょうが、せめて表彰式の間くらいは優勝者を称えるというポーズくらいは取れないものでしょうか。
酷な話かもしれませんが、こういった態度では日本柔道は優勝だけを狙っていると思われてもしかたないことでしょう。
とても柔道発祥の宗主国の態度とは言えません。
このどこに「礼」があるのか、少し考えてもらいたいものです。