いつも読んでいる賀茂川耕助さんのブログ、最新記事は「安全対策ないネット取引」ということです。
ネット取引といってもネットオークションや通販だけでなく、広く捉えてクレジットカードの決済まで含んでいます。
先月、コンビニの端末からほんの数時間の間に14億円あまりが引き出されたという事件はまだ記憶に新しいものですが、アメリカでも2月に92億円が不正に口座を移されるという事件があったそうです。
巨額の金が一瞬の間に消えてなくなるという大変な事態なのですが、その割に危機観が高まってネット取引自体を問題視するという動きにもなりません。
記事中で賀茂川さんが書いておられるように、あまりにもその利便性から社会インフラとして確立してしまっているために、使わないという選択肢はもはや取りようがないのでしょう。
安全対策は徐々に取られているのでしょうが、だいたいこういうものは犯罪者側が上手(ウワテ)であるというのは常にある話ですから、破られる運命なんでしょう。
金にまつわる話ばかりではなく、車のコントロールや家具家電の制御までネットを通じてスマホでできるなんていう技術も出てきました。ということは、それについての危険性もついてまわるということでしょう。
自動車のコントロールが外部から乗っ取られ暴走したという話もつい先日聞いたようです。
本当に危険性を伴うものはネットから遮断するという決断も必要なのかもしれません。