すでに事実上の参議院選挙遊説に入っている安倍首相は、その演説の中ではほとんどが経済政策についてのみ語り、改憲に関してはまったく触れていないということが毎日新聞の社説に報じられています。
mainichi.jp経済が最大の争点であるのでそれを強調していると首相は語っているそうですが、これまでの国政選挙を見ても同様の態度で選挙を戦って議席を取ったらやりたい放題ということの繰り返しです。
あまりの猿芝居ぶりには恐れ入るばかりですが、おそらくこの程度の戦法で十分に議席を確保できると踏んでいるんでしょう。
そこまで国民を馬鹿にしきった戦法はもはや通じるものかと言いたいところですが、やはりそれが通ってしまうのではないかという危惧が強くあります。
もやはアベノミクスのマヤカシも明らかになり、弊害ばかりで将来に大きな禍根を残すであろうこともさすがに多くの国民にも分かるのではないかと思いますが、(それでもまだ引っかかる奴が多いんだろうな)その経済政策に本心はなく、改憲を最終目標にした一連の政策が本命であることは間違いないでしょう。
議論すべき国政の課題をすべて覆い隠しての選挙戦と、それに手もなく操られる有権者、もう少し頭を使ってもらいたいものですが、欲ボケは政治家だけではなく有権者にも当てはまるものです。