爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1148 地震過小評価と消費税

賀茂川さんのブログ記事、消費税増税に関連してのものです。

No. 1148 地震過小評価と消費税 | 耕助のブログ

 

消費税を10%に上げる時期は来年の4月と決まっていますが、それは「リーマンショックや大震災級の災害がない限り実施する」という首相の前言があるために、今のところは実施するということになっているようです。

 

そのためか、今度の熊本地震は「大震災ではない」と官房長官に言わせているようですが、どこからが「大震災」であるかというのは曖昧です。

 

いろいろなデータが出てきていますが、震度7の強震が連続して襲うという事例は初めてのことです。

また揺れの加速度を表す数値はこれまで知られている最大の中越地震より高かったかもしれない(装置は前震で壊れてしまっていた)という話もあり、極めて強力な地震であったことは間違いありません。

 

それほどの地震であったにも関わらず、犠牲者が少なかった(とはいえ50人)のは阪神神戸地震の経験から耐震性の基準を高めたために倒壊せずに済んだ建物が多かったからと、いくら県内随一の都市の熊本市とはいえそこは大都会と比べると人口密度が低かったからでしょう。

 

まあ、地震の件はここでは置いておくとして、消費税増税をすれば景気に悪影響をおよぼすのは間違いないでしょう。

賀茂川さんの記事にあるように、ここのところの経済状況はとても首相の言うように良好とは言えるものではありません。

 

しかし、どうも本当に消費税増税をするかどうかも分からないようです。

またそれを口実に衆院解散で同日選という観測も出ています。

ここまで自分の政治的思惑だけで解散権を乱用したという首相はこれまでに無かったのではないかと思います。

そろそろ痛い目を見させなければいけないのですが、有権者のみなさんはそうは感じないのでしょうか。

まだアベノミクスとやらの幻想を見続けたいのでしょうか。