爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

熊本地震1週間

先週木曜日14日夜に始まった熊本地震は1週間が経過しました。

と言うことは最初の地震で避難した人たちはかなり長い避難生活にもなっているのも確かで、繰り返し報道されるように劣悪な避難環境で苦しい思いをしておられるのでしょう。

 

しかし問題なのはこれで大きいのはしばらく来ないとは限らないということで、特に南西部八代市などではまだ警戒が続いています。昨夜からの避難者は登録施設だけでも1万人を越えており、それ以外の場所で車の中で過ごした人も加えれば倍以上でしょう。

そういった人たちはほとんどがまだ自宅には大した被害は出ていないはずです。ただただ大規模地震で自宅倒壊といった被害が出ることを怖れてせめて眠る間だけはと避難しています。

 

私は自宅で寝ていますが、昨夜眠るまではあまり余震も感じられずこれまでと比べるとかなり静な夜だったと思います。

しかし、このまま目が覚めるまで穏やかであるかどうか、不安を抱えての睡眠で、眠っている間にもどうやら強烈な地震で揺さぶられる夢を見るらしく、疲れきって目を覚ます状態です。夢か現実かも良く分からず、起きてから地震発生記録を見てようやく夢であったという確認をしている始末です。

 

人間の生活など、しょせん頭の上に細い糸で剣が吊り下げられているようなものだという、ダモクレスの剣という話もあります。

確かに一瞬先に何があるのか分からないのが人生なのですが、これまでは眠くなって寝てもおそらく次の朝は静にやってくるだろうと思ってきました。それが怪しくなってしまったという現況はとても厳しいものです。

剣を吊るしている糸もさらに劣化してほとんど切れかかっているようにも感じられます。

 

振り返れば、酒を飲まない期間も1週間を過ぎたということになります。

こんなことは、怪我をして入院した15年前以来でしょう。とても飲んで酔っ払うという気分にはなりません。

まあ健康のためには飲まないほうがよいのでしょうが、寂しくてなりません。

早く、安心して酔えるようになってほしいものです。