爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

世論調査:辺野古基地訴訟の和解って何をどう評価できるの

辺野古の基地移転をめぐる国と沖縄県の訴訟について和解したということについて、世論調査で「評価する」としたものが59%に上るそうです。

 

<世論調査>内閣支持率9ポイント減42% 女性に顕著 辺野古訴訟和解「評価する」59% 毎日新聞 赤かぶ

 

この「和解」といのは「お互いに裁判はもう止めようね」という意味の和解であり、決してこの問題自体について解決したわけではありません。

 

政府は相変わらず辺野古移転が唯一の普天間問題解決策であるという姿勢は崩していませんし、今後の沖縄県の協議でもそれ以外の方策を認めることは決して無いでしょう。

 

これのどこが「解決」と評価できるんですか。

 

この和解という報道を見た時、そのあまりにも稚拙な戦術にこの政権はアホじゃなかろかと思ったのですが、その子供だましにすっかり騙される国民という方がよほど「アホ」でしょうか。

 

他にも最近の世論調査を見ていると「原発再稼働に反対」という意見が半数以上になるようです。しかし、今の政権は完全に「原発再稼働路線」であることを公言しており、それに沿った政策を実施しているのは明白です。この矛盾はどこでつながるのでしょう。「どう見ても原発再稼動は反対だけど、まあ安倍政権で良いか。」程度の考えなんでしょうか。

 

安倍政権というものが幼稚で愚劣なものだということは発足当時から繰り返し強調しています。しかし、それに負けず劣らず幼稚で愚劣な国民とはお似合いなのかもしれません。