副題には「他人と話をするなら”ご当地ネタ”が一番強い」とあります。
この本の価値はまさにそこのところにあり、これを覚えておけばセールストークの端々に入れて話のつなぎになるかもしれません。
ただし、よく記憶しておかないと島根の人に鳥取の話を持ちだしてかえって失敗ということもありそうです。
大きな山車というのは同じですが様子はかなり違います。ただし、その名称のプとブの違いというのは単に発音の問題だけだったようです。しかし、今となっては意地もあって変えられないとか。
大分の唐揚げ好きでは、中津市にケンタッキフライドチキンが進出したもののすぐに撤退したとか。
本当かどうかしりませんが、鶏肉の消費量は群を抜いているようです。
都道府県の面積を合計しても日本の総面積にならない。
県境が確定していないところが多く、周囲の全ての県境が決まっているところは都道府県の半数の24にすぎないそうです。不確定の面積は実に総面積の4%に上るとか。
「三大がっかり名所」に変動が。
行ってみたら大したことのない「がっかり名所」というのも有名な話です。
よく言われているのは「札幌時計台」「高知はりまや橋」「沖縄守礼門」ですが、札幌、高知は相変わらずですが守礼門は首里城復元や歴史遺産登録などでぐっと印象が上がり、がっかり度が低下してがっかり名所からの脱落もありそう。
まあ他愛のない話ばかりですが、電車や飛行機の旅などで暇つぶしに読むにはちょうどよい本のようです。