爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1136 マイナス金利

今回の賀茂川さんのブログは「マイナス金利」についてのものです。

No. 1135 マイナス金利 | 耕助のブログ

日本やアメリカのゼロ金利というのは知っていましたが、欧州中央銀行がすでにマイナス金利であるということは知りませんでした。しかもその利率をさらに上げるとか。

(-0.2%から―0.3%へ)

さらにスイス国立銀行は個人向けの金利もマイナスにするとか。

そこまでヨーロッパの経済は冷え込んでいるということでしょうか。

 

なお、非常に興味深いことにこのマイナス金利政策を1930年代に実施されたシルビオ・ゲゼルの「減価貨幣」と関連して説明しています。

減価貨幣と言うものが強制的なインフレ政策となり、デフレ脱却に有効であるとしてマイナス金利政策との類似性を強調する人がいるということですが、賀茂川さんはこの2者には相違があるという意見のようです。

 

減価貨幣というものは何の知識もなかったのですが、実はつい最近によく参考にさせて頂いている雑草Zさんの「雑草の言葉」というブログの中でも取り上げられました。

雑草の言葉 減価する貨幣とインフレターゲットの違い

 

ただし、実はまだ本当は良く分かりません。あまりにも現実離れしたような状況ですので想像しにくいものです。しかし、ヨーロッパのマイナス金利というのはもはや現実のものです。それがどのようになるのかは明らかになっていくのでしょう。