今回の賀茂川さんのブログは「マイナス金利」についてのものです。
日本やアメリカのゼロ金利というのは知っていましたが、欧州中央銀行がすでにマイナス金利であるということは知りませんでした。しかもその利率をさらに上げるとか。
(-0.2%から―0.3%へ)
そこまでヨーロッパの経済は冷え込んでいるということでしょうか。
なお、非常に興味深いことにこのマイナス金利政策を1930年代に実施されたシルビオ・ゲゼルの「減価貨幣」と関連して説明しています。
減価貨幣と言うものが強制的なインフレ政策となり、デフレ脱却に有効であるとしてマイナス金利政策との類似性を強調する人がいるということですが、賀茂川さんはこの2者には相違があるという意見のようです。
減価貨幣というものは何の知識もなかったのですが、実はつい最近によく参考にさせて頂いている雑草Zさんの「雑草の言葉」というブログの中でも取り上げられました。
ただし、実はまだ本当は良く分かりません。あまりにも現実離れしたような状況ですので想像しにくいものです。しかし、ヨーロッパのマイナス金利というのはもはや現実のものです。それがどのようになるのかは明らかになっていくのでしょう。