爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2016年年頭に当たり

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 

2016年の始まりは全国的に穏やかな天候のようです。(なお、こういった場合北海道東北北陸は全国から除くのがお決まりですね、数年間金沢で過ごして感じました)

昨年の元日は荒れた天候で激動の年となる予兆を思わせると書いたものでしたが、その見込みも半ば当たり半ば外れたような年でした。

今年の先行きも元日の天気のように穏やかになるかどうか、予測も難しいところです。

 

一つ間違いないのは、世界的にテロはますます激しくなるだろうということでしょう。

テロとの戦いを続けると称して各国が武力行使を行う限りはテロも終わるはずもありません。

勝者総取りで、富める者がますます富を集めるような経済活動が続く限り、苦しい者たちが武器を取りたくなる思いに走るのをとどめることはできないでしょう。

 

その意味でもアメリカの政治経済の動向が全世界の動きを左右することは続くのでしょうが、金利の上昇、ロシア潰しの石油戦略、アメリカ経済界の利益至上主義丸出しのTPPなど、どこまでも続きそうな利益総取り志向は世界全体を揺り動かしそうです。

 

対米従属の日本の政治も国民がその欺瞞に気付かない限りは続きそうです。相も変わらずデフレ脱却と言い続けるだけの政治経済の指導者たちに金も票も奪われ続けてよいのでしょうか。

 

景気を良くするという言葉だけに誤魔化されてきたのがこれまでの選挙と、それで議席を取った政権によるやりたい放題の政治でした。いい加減に、もう「日本全部が景気が良くなる」などと言う時代が来ることは無いという現実に気付き、今あるだけの財産をどこに振り分けるかと言うことが大事であるということを決めるのが政治であるということに考えを改めてもらいたいものです。

自民党政治にノーと言うだけでは始まらないでしょう。その先に目標を定めなければならないのですが、そこに何があるのか、今のところ示せる人は誰も居ません。

 

それを示していけるのが今年、2016年となるのが理想です。