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爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

もう一度かつての選挙公約を思い出して

やりたい放題の安倍政権ですが、今の政権の原点は2012年の衆議院選挙です。
その際の各党公約は今でも参照できます。(例えば http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/commitment/
当時の政権党は民主党でしたのでそれが一番最初に載っているのが隔世の感ですが、原発に関する政策を見てみると、民主党維新の会は2030年までには廃止。社民党共産党は即時全廃とあるのに対し、自民党はゆくゆくは原発に頼らなくてよい社会を目指すとは書いていますが、エネルギーベストミックスとか、再稼働は3年以内に判断とか、ごまかしていますが「廃止」とは言っていません。
(なお、安全保障に関しても集団的自衛権行使を目指す安全保障基本法を制定するとちゃんと触れています)

もちろんその時の選挙運動ではこういった点はできるだけ触れずに経済成長のみに絞った選挙戦に誘導して大勝を収めました。このような論点隠しというのは安倍政権の常套手段ですが、公約として書かれている以上は遂行するのも当然です。
そんなに原発再稼働が嫌なら社民党共産党に政権を取らせたら良かったというだけの話です。
しかし国民の選挙行動はその後もまったく変わらず、参議院選挙でも東京都知事選挙でも反原発側の候補は惨敗してしまいました。

経済政策では国民のお気に入りの自民党ですが、(これもまったく騙されているだけのことですが)原子力政策だけは困るといってもそんなことに耳を貸す政権ではありません。唯一方策があるとすれば自分たちが直接選んだ地元の自民党代議士や地方議員に働きかけて原発反対の運動をすることくらいでしょうが、上意下達だけしかできない自民党議員には望むこともできないものです。

江戸時代や明治時代のように、何をされても逆らえない「お上」に嘆願することだけが庶民に許された手段であった時代ではありません。あんな政府など皆が心を合わせれば一瞬で葬り去ることはできます。そのための受け皿政党が無いというのが問題なんですが、そこを乗り越えれば可能性は見えてくるでしょう。