爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

市町村の名称

ちょうど10年ほど前に市町村合併のピークがあり、わが××市もちょうど合併10周年なのですが、これらで新しくできた市町(村はないかも)の名称にどうも違和感を覚えます。
あまりにも範囲が広い名称を付けてしまい、それがどこにあるかということがすぐには判らないというものです。

特に旧国名をそのまま付けてしまったというものが多いのですが、どんなものなのでしょう。以下のように数十もある状態ですが、中には最近のものではなく古いものもあるようです。

むつ市 下野市 佐渡市 加賀市 越前市 甲斐市 美濃市 飛騨市 伊豆市 伊勢市 志摩市 伊賀市 和泉市 摂津市 丹波市 淡路市 出雲市 美作市 備前市 長門市 阿波市 さぬき市 伊予市 土佐市 筑後市 豊前市 壱岐市 対馬市 日向市

これらは国名そのままのものですが、これ以外にも甲州市とか伊豆の国市とか、南さつま市とか多少加工してあるものもあります。

佐渡市などは佐渡島全体が一つの市となっていますのでまだ仕方ない点もあるのかもしれませんが、旧の国の中心でもない都市が国名を付けるというのは(どことは言いませんが)僭称ともいうべきものではないでしょうか。

合併の際の基準として合併前の市の名称を付けないといったものがあったかのようにも聞きますし、合併の条件として中心都市の名称は避けなければ合併を了承しないという風潮もあったようです。
まあほかにもこれはちょっと・・というような名称もありますので、旧国名だけが悪いわけでもありませんが、あまりにも芸の無い付け方かと思います。