爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

首相のテレビ出演

国民への安保法制の説明が足りないという声が大多数ということで、首相自らテレビ出演という挙に出ました。あの顔を見るだけで嫌気がさしたのですが、家内がなぜか見続けていたので付き合ってしまいました。
もちろん、「お友達」のフジサンケイでしたのでさほど困るような指摘もせずに馴れ合いで終わったようです。

あまり身を入れて聞く気もなかったのですが、アメリカへの攻撃があったというだけで共同で軍事行動に巻き込まれるということは明確に否定していました。日本に危害が及ばない限りは出ないということです。
これは本当でしょうか。本当ならばこんなものを集団的自衛権と呼ぶのでしょうか。アメリカはそれで納得しているのでしょうか。

どうも怪しいと思い、今年になって出たばかりの日米防衛協力指針(ガイドライン)を見直してみました。アメリカや第三国に攻撃が加えられ、日本には及んでいない場合も日米は密接に連絡を取り行動するとあります。
ミサイル防衛も実施し、後方支援も実施するということです。これがどうして巻き込まれないということになるのでしょう。
首相が自信たっぷりに言い切るというときは相当怪しいと思わざるを得ません。
東京オリンピック招致の際の福島原発についての世界に向けた言明でも「放射能汚染水は完全にコントロールされている」と自信満々に言い切っていました。それが本当はどうかということは明白です。

彼の自信たっぷりの言動というものはどこから来ているのでしょう。無知なのか、知っていてごまかしているのか、もちろん後者だと思っていましたが、先日の話ではポツダム宣言も内容は知らないとか。どちらだかわからなくなってしまいました。

とにかく、あの自信満々言動というものにさらに不信感が増すばかりのテレビ出演でした。この先、他局にも出るそうです。恥をさらにばら撒くつもりなんでしょう。