爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

行ったことのある都道府県 山口県

山口県も通り過ぎることは多いのですが、訪れたということは少ないところです。
覚えているのは、子供のころ福岡に住んでいた時に親に連れられて行った秋吉台と下関だけです。もう50年以上も前の話になりますので、記憶も薄れてきましたが、一度に回ったのではなく別の日に行ったように思います。
下関には門司から関門海峡を徒歩で渡りました。ご存知の方もあるでしょうが、高速道路は橋で越えますが昔からある国道はトンネルで海の下を通ります。そこに歩道も併設されており、歩いて海の下を通れるようになっています。
父は何を思ったのかその方法を選んだのですが、子供のこっちとしては驚きでした。すぐ近くに対岸が見える海峡とはいえ結構遠い向こう岸までトンネルを歩いてということで、少々恐怖心もあったと思います。
下関側に出るとすぐそばの火の山という山に登ったと思います。景色は良かったような。もちろん当時はまだ関門橋はありませんが、海峡を行きかう船はたくさん見えていたことでしょう。

ただし、下関に行ったと言ってもフグなどは食べなかったはずです。大正生まれの父は美食というものには全く縁がなく、どこに行ってもラーメンとかチャーハンとかいったものを食べました。会社では接待をしたりされたりという部署でしたので、あちこちで色々なものを食べていたはずですが、それほど美味しいと思ったこともないらしく、一番のご馳走はサトイモかカボチャの煮つけという食生活でした。

その後ずっと関門海峡は列車でトンネルをくぐるばかり、上から見たことはなかったのですが、小松から福岡への飛行機に乗ることが多かった時期には着陸間際の飛行機から関門海峡を見ることもありました。また一度は間近に見てみたいものです。そうなれば、父とは違ってグルメの私?ですからフグなんぞ食べてみたいものです。