爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

”賀茂川耕助のブログを読んで”No.1116 サイバー攻撃

この直前の記事の「飛行機のセキュリティー」も同じような内容ですが、コンピュータで作動する自動車や飛行機がサイバー攻撃で乗っ取られるという危険性について語られています。http://kamogawakosuke.info/2015/07/03/no-1116-%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E6%94%BB%E6%92%83/
軍のシステムなども危険性にさらされており、その防衛というのも緊急の課題ですが、その他の政府システムもコンピュータを使っているところでは(すべてどこでもということですが)危険になっています。極めて初歩的なものですが、年金受給者の情報流出事件が思い起こされます。

賀茂川耕助さん(ビル・トッテンさんですが)は株式会社アシストの経営者であり当然ITについても熟知されていますが、実際に飛行機の操縦システムや自動車の自動運転などはハッキングの例も出ているのでしょう。
自動車の自動運転は現在盛んに実証テストがされていますが、どうも何やら危険なものを感じていました。コンピュータの不備による事故の可能性というものも絶無とすることは不可能なのですが、それで起こった事故は誰の責任かという疑問が解決できません。
しかし、賀茂川さんによればその自動運転システムが外部と接続されることで直接的に制御が乗っ取られるという事態もあり得るようで、おそらくそれは現在はまだ存在しない状況であっても、必ず近い将来には現実になるでしょう。
飛行機の場合などはまだ防衛システムにも力を入れるでしょうが、自動車1台1台にそのような手を尽くすことはなく、事故が起こってもうやむやに済まされることになりそうです。

コンピュータで便利な社会というものは、コンピュータで容易に崩されることもある社会ということになりそうです。それでも社会全体のコンピュータ化というものは止まらないものなのでしょう。便利というものに対しては人間が欲望を抑えられないようにできているようです。