爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

G7で中国・ロシア批判

ドイツで開かれたG7サミットで、南シナ海での中国の進出やロシアのクリミア併合など、「力による領域変更」を強く批判しています。
我等が宰相も強い主張の演説を行っています。

お笑いですね。これまでの世界の線引きを武力・経済力でやり放題にやってきたのは、G7参加国の旧先進国(そう言わざるを得なくなりました)ではないですか。それを今まで馬鹿にしてきた後進国(懐かしい響きになりました)の中国やロシアに脅かされると必死で非難する。
これがまさに「歴史認識」がいかに欠けているのかを表しています。(幸い?日本だけでなく米欧すべてということですが)
ヨーロッパ各国がその他の世界すべてを植民地化しその富を吸い上げて繁栄し、それにアメリカと日本も加わってきたというのが「歴史認識」です。
いまさらそれを他がやっているからといってよく「我等が国際法の番人」のような顔で批判できるもんです。