今回の賀茂川さんのブログ記事はこの前の安倍首相訪米時の例の議会演説についてのものです。http://kamogawakosuke.info/2015/05/25/no-1112%E3%80%80%E5%AE%89%E5%80%8D%E9%A6%96%E7%9B%B8%E6%BC%94%E8%AA%AC%E3%81%AE%E7%9F%9B%E7%9B%BE/#more-5346
まあ「矛盾」などというほど高尚なものではなく、「破綻」ないしは「欺瞞」といった方が正確ではないかと思いますが。
TPPで利益を得るのはアメリカの多国籍企業であるというのは端的に言い表していて、間違いはありません。ただし、日本の多国籍化を希望する企業も利益を得られるだろうと考えてTPP推進に回っていることは触れられませんでした。この一面もあるのではないかと思います。
軍事的にはアメリカと組んで「積極的平和」などというのは矛盾ではなく欺瞞としか言いようがないことであり、前にも触れたように「お前らみんな俺の言うことを聞け」というものでしかありません。それで済めば確かに戦争は抑えられるかもしれませんが、正義とは言いがたく破綻は目に見えています。
最近読んだ他の方の本にも書いてありました。「今の状態でアメリカとの集団的自衛に踏み込めば、自衛隊の若者たちは”米軍のポチ”ならまだ良いほうで、”弾よけ”にされるだけだ」と。確かにそうなるでしょう。