爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

行ったことのある都道府県 埼玉県

埼玉県も非常に縁の深い県で、「生まれた県」です。
今を去ること60年前になりますが、当時の浦和市で生まれました。国道17号線沿いの別所小学校のすぐそばということでした。
それから2年で父が転勤となったために当時の記憶は全くありません。
後から聞いた話では、兄が別所小学校から白幡中に通ったということ、父は東京の会社まで通うのに南浦和駅まで歩いて行ってから電車に乗ったということ、別所沼などに遊びに行ったこと、国道を戦車が夜に走ってうるさかったこと、住んでいた家はその後ガソリンスタンドになってしまったということなどでした。

その後、今から10年ちょっと前に川崎に住んでいた時に一度生まれた町にいってみようと思い立ちました。今は武蔵浦和の駅の方が近いということでそこまで埼京線の電車で行き、歩いて別所小学校を目指して17号沿いに歩くとすぐに到着、そこを行き過ぎると目指すガソリンスタンドも判りました。
これでもう帰るというわけにも行かず、そこから少し坂を下って白幡沼へ、そしてちょっと離れたところですが、別所沼公園にも行き、50年近く前に家族で遊びに来た光景を想像し、冬の休日を過ごす家族連れなどを眺めました。

埼玉県には他にも何度も訪れてはいます。叔母が川口に長く住んでいたのでそこを訪ねたこともありました。仕事の関係で和光市とか、秩父とか。
また、子供の頃に蒸気機関車の写真を撮影しにあちこちに出かけていますが、実は一番最初に汽車の撮影に行ったのは埼玉県の西部、入間市飯能市のあたりの八高線D51でした。まだ小学校6年の時で、神奈川県の茅ヶ崎に父が家を建てて引越し、その先で付き合うようになった友人の影響で鉄道趣味に目覚めたためでした。
八高線もSL運行が最終段階に入った頃で、あとわずかの運転ということを聞いて行ったものでした。まだ鉄道撮影とはどういうものかということも判らずに闇雲にカメラを構えてシャッターを押しました。大した写真は撮れなかったようです。

埼玉県の一番の風景というのは、非常に絞りにくいのですが心に残ると言うことで、生まれた町を再訪した時の家のあった場所、浦和の国道沿いのガソリンスタンドの風景にしておきます。