爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

行ったことのある都道府県 青森県

青森には一度だけ降り立ちました。おそらく1986年に弘前に行っただけです。
これも当時関係していた学会の総会に出席するためでした。弘前大学で開催されるということで準備を始めたのですが、どうやって行ったらよいかで最初から迷いました。
朝から開会ですので今のように新幹線も無く飛行機も不便ということで前日入りかと思ったのですが、そこで夜行寝台列車があるということに気付きました。
実はその10年ほど前の高校生の頃に同じルートで秋田に行ったことがあったのでした。(これは次の秋田県の項で書きます)
今は無き、「特急あけぼの」です。これで行くと上野を出て一晩かけて弘前には朝着きますのでちょうど良いかと思ってこれにしました。

問題は弘前に着いてからどうやって行くのかですが、当時は勤務先の図書室にあった「日本全図」を見ても弘前市の市街地は駅周辺しか載っておらず、もちろん今のようにネット地図などというものも無く、弘前大学がどこにあるのかも判らないまま何とかなるだろと思って出発しました。
翌朝、弘前駅に到着したのですが、まだ若かった(若すぎた)ので、「歩いて行ってやれ」と思い立ち駅からこちらだと思う方向に歩き出しました。何kmか歩いたのですがさっぱり近づかず、さすがに時間も迫ってきて仕方なくちょうど通りかかったタクシーに乗って弘前大に向かいました。結構乗ったように思います。全然方向違いだったのでしょう。

その日の一泊は市内中心部のビジネスホテルに宿泊しました。最上階にレストランがあり翌朝の朝食はそこで食べたのですが、岩木山の見晴らしが素晴らしかったのが記憶にあります。
帰りも寝台列車に乗る予定でしたので、その日は少し学会に出たあとは発車時刻の夕方まで弘前城を見たり、市内観光をしたりと楽しんでから帰りました。正味1日半の学会出席に車中泊2回を併せて3泊4日の出張という、今では考えられないようなのんびりした日程でした。

青森県の風景としては、何と言っても「岩木山」です。季節は確か夏だったので雪はなかったですが、きれいな稜線は見事でした。