爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

異物混入騒ぎにFOOCOM.NET松永編集長の記事

マクドナルドの異物騒ぎに始まった大騒動ですが、よく参考にさせて頂いているFOOCOM.NETの松永和紀編集長が的確な記事を書いています。http://www.foocom.net/column/editor/12122/
実は私自身も以前会社務めをしていた頃は食品会社の品質担当ということもやっていた時期があり、クレームの検討もしていました。(回答は専門部署からと決まっており、本当のことを答えてはまずいらしかった)
今度の松永さんの記事同様、クレームの多くは消費者の勘違いという経験をしています。ただし、はっきりさせたところでどうしようもないから謝ったほうが良いと言うのも事実です。

それに輪をかけて馬鹿馬鹿しいのが記事後半のセブンイレブンファミリーマートの対応の部分です。責任逃れだけの文書発行というのはいつもの彼らの態度そのままです。クレームはすべて保健所に報告なんて、保健所から見れば大変な話でしょう。
しかも、これで納入業者にはさらに圧力がかかればコストに跳ね返り苦しくなるのは間違いありません。もうコンビ二とは付き合えないということにもなりかねません。

食品に異物は入る可能性が必ずあるというのが間違いのない事実です。できるだけその確率を減らさなければならないのは確かですが、決してゼロにはできません。報道も興味本位で騒ぎ立てるばかりではなく、この事実をきちんと伝えると言うことも使命なのではないかと思います。さらに、消費者の勘違いが相当数に上ると言う事実もきちんと伝えて欲しいものです。いきなりSNSで公表と言うのも完全な間違いであれば問題になるかもしれません。