横浜のマンションの基礎工事で杭打ちのデータを改ざんした事件で、施工会社の旭化成建材が担当した建物のリストと問題の担当者が関わったものを発表したというのが昨日の大きなニュースとなっています。
確かにそのようなデータ改ざんを行う担当者の資質には相当な問題がありこれからまず疑うというのはもちろんですが、本当にそれだけでよいのでしょうか。
この根底には下請けの会社に対するコストの削減の圧力と工事完成の期限厳守の圧力が厳しいことがありそうです。
それなら決して他の建物に関係のないことではないでしょう。
他の業者も大丈夫なのか、非常に怪しまれるところです。
現に他にも杭打ち工事の不手際で地下の強固な地盤に届いておらず建て直しか補強かでもめている事例もあるようです。
大きな問題化した今回の事件を集中して追うマスコミの姿勢も仕方がないことかもしれませんが、安易に旭化成だけを追いかけるだけでは済まないかもしれません。
じっくりとした取材を期待します。
