爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

行ったことのある都道府県 鹿児島県

鹿児島は隣の県でありまた様々な関係もあり縁の深い県です。

訪れた回数も数知れず、またその場所も県内広く分布しています。

 

最初に訪れたのは他の九州各県と同様に小学生の頃福岡に住んでいた時に親に連れられて行った鹿児島市です。細かいことは覚えていませんが桜島には渡ったような気がします。当時は怖がりの神経質だったので溶岩や噴石があるだけで怖かったのですが、実際に危険もあったのは間違いなかったようです。

 

就職して熊本に来てすぐ、職場の同僚たちと休みにキャンプと言うことで阿久根市の沖合の阿久根大島に来ました。車に乗り合わせて来たのですが、まだ高速もなく国道3号線を延々と走っていきました。水俣から県境を越えるとなんとなく南国らしい雰囲気が漂ってきたように感じました。

 

その後数年して神奈川の会社の研究所に転勤になったのですが、その仕事の一環でかえって鹿児島に縁が深くなりました。

その当時はアルコール発酵の研究と言うことをやっていたのですが、NEDOからの補助金をもらっての共同研究と言うものがあり、テストプラントを鹿児島県出水市の当時のNEDOアルコール工場内に作って実証運転というものが動きました。

運転要員は別の部署から出ていたのですが、立ち上げとシャットダウン時の応援ということで駆り出され数週間の出張ということが何度かありました。

出水は空港は熊本からでも鹿児島からでも大差ない位置ですので、熊本空港まで飛行機で行きバスと電車で出水に向かうのですが、一日がかりの行程でした。

そのころはまだこちらも若かったのですが、一緒に作業をする人たちも若い人ばかりで、夜も酒を飲んだりしたものですが、装置が連続運転ですので深夜に駆けつけるということもあり、あまり羽目を外すことはできませんでした。

休みの日は出水市内をぶらぶらする程度でしたが、それから20年以上たってまさかの事態となりました。娘が結婚する相手が出水の出身ということで、再び縁ができることになりました。

出水は江戸時代は薩摩藩の北辺の警備を行うという基地のようなところで、多くの武士も配置されたため現在でも武家屋敷が並んでいるという町です。

出張の時は駅前の旅館にずっと連泊していましたが、新幹線ができて駅前の様子もまったく変わってしまったようです。旅館では毎晩地酒の「泉の誉」を飲んでいたのですが、そのメーカーも変わってしまいました。

 

出水は冬にツルが1万羽以上越冬に訪れることで有名です。なぜか出張で行っていた時には見に行かなかったのですが、その後熊本に転勤になった時に家族でツル見物に出かけたことがあります。

町に近いところに博物館があり、そこを見た後越冬地にある観察所にも行きました。

ちょうど冬の最中でもっとも多く来ている時でしたので見渡す限りツルだらけでした。

その後、世界の中でもマナヅル、ナベヅルはここが大半の生息地なので、もしも鳥インフルエンザが発生したら種の危機にもなり兼ねないということが言われていますが、対応はそれほど進んでないようです。大丈夫でしょうか。

 

さすがに鹿児島県についてはとても1回では書ききれません。(続く)