爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

大村智先生にノーベル医学生理学賞

北里大学の大村智先生がノーベル賞受賞が決まったと今日のニュースでやっていました。

土壌から分離した微生物の作り出したエバーメクチンが寄生虫病の治療に役立ったことが授賞理由だそうですが、私自身それに類した(程度ははるかに違いますが)仕事をやっていた時期もあるということから非常に嬉しく感じます。

また、大学時代の友人が北里で大村先生の下で仕事をしていたということもあり、喜びもひとしおです。

 

しかし、土壌微生物の探索というのは実際のところ運にもかなり左右されるところもあり、思い通りにはいかないものです。他のノーベル賞受賞の研究と比べると不利なのかと思っていましたが、おそらくその発見した薬剤の効果が非常に大きかったことを認められたのでしょう。

 

ノーベル賞だけが学問の価値を決めるものではありませんが、やはり一般受けするのはこれが一番です。