爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

FOOCOM.NET 専門家コラム 平川あずささんの報告

いつも参考にさせて頂いているFOOCOM.NETの専門家コラムで本日は食生活ジャーナリストで管理栄養士の平川あずささんのアジア栄養士会議の報告が出ています。http://www.foocom.net/column/azusa/11664/

一般報告も数多くされていたようですが、平川さんはアジア地域ではまだ貧栄養についての報告が多いものと予想していたようですが、実際は過栄養についてのものが多かったそうです。
そのような雰囲気の中では、アメリカでは肥満率が35%を越えるのに対し、5%以下という日本の現状は日本食への関心という形で現れてくるとか。(ただし、肥満をBMI30以上としているので、日本の統計とは異なる)

東南アジアでは、いまだに農村地域での低栄養という問題も抱えながら、都市部での急激な食生活の欧米化に伴う過栄養と肥満の増加という二極化の様相のようです。

日本食が健康食という一般化は難しい面も含んでいますが、(どの時点の日本食を捉えるのか、塩分過剰など)あまり細かいことを言わずにこれから健康に良い日本食というものを再構成していくということなら大いに進めるべきでしょう。

報道過多の現代ではどうしても主張というものが過激になってしまい、健康に関しての主張もインパクトが強く、他の主張との差別化ばかりが強調されるようになりがちですが、実際に一番身体に良いのはほどほどの食生活なんでしょうが。