今回はNo.974 2011年10月17日の”農業再興のチャンス”です。
ここでも的確な見解が述べられています。その一つは「食料自給率が低いのは畜産飼料を輸入しているから」です。これは少し考えれば明らかなのに誰も言おうとしません。畜産業に遠慮しているからでしょうか。
賀茂川さんは肉食を控え菜食中心にすれば自給率はすぐ上がると書いていますがその通りです。「もしも食料自給率だけが問題なら」肉も全部輸入するだけで劇的に改善されるでしょう。
農業再興と称して農地の集約化と大規模農業を目指すのは間違いというのもその通りです。ただでさえエネルギー大量消費型の農業になっているのに、これ以上エネルギーを使うような形にはするべきではありません。
取るべき道は書かれているように「労働集約型」の農業です。そこできめ細やかな作物を作ることが大切でしょう。労働力として失業者を当てればよいというのも私が考えていた通りの施策でした。
賀茂川さんは実際に自分でも家庭菜園を作り野菜を収穫されているそうです。都会への集中もほどほどにして、皆が家庭菜園を仕事の傍ら作るという社会が望ましいのかもしれません。