爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.951-956

賀茂川耕助のブログ”では2011年3月11日の記事では間に合わなかったものの、それから約1ヶ月半に渡って福島第1原発の事故とその影響、日本の電力・エネルギーをどうするべきかという問題を連載されています。
元々アメリカ出身の方でいろいろな方面からの情報に通じておられるようなので、原発事故直後の状況は相当に危険だという感覚では見られたようです。基本的に安全であるというスタンスで危険情報を小出しにしてきた東電と政府には不信感を持っています。
また、電力危機と言いながらほとんど使用節減をしようともしない日本人に対してもその危機感の無さにあきれています。

経済規模を半分にすればエネルギー使用は4分の1になるそうです。それが本当かどうかはともかく、電力の供給ばかりを問題視して使う側の削減(節約などという程度でなく)を全く考えようともしない日本の政財界そして一般国民も賀茂川耕助さんの半分も日本のことを考えていないと言うべきでしょう。

これは3年前の記事ですが、原発の再稼動が次々と現実化する中では現在こそさらに真剣に電力使用についての将来像を考えていくべきであるのは確かです。