巨大な金が飛び交うヨーロッパサッカーと比べるとはるかに小ぢんまりしたような日本サッカー界ですが、それに関係する色々な職業で生活費を稼いで暮らしていけるかどうかということを実例をあたって紹介しています。
10年近く前の本ですが現在でも大差はないでしょう。
選手もピンからキリまでですが、J1のプロ選手であればそこそこ給料があるようですが、JFLではどうでしょう。その下の地域リーグで上を目指しているという人も居ますが、そういった人はサッカーでは収入がありません。
学校の指導者というのも、ほとんどがその学校の教員であるのが普通で、その収入はあるものの、サッカーで収入を得ているとは言えないでしょう。
サッカー協会、リーグ関係者、クラブ職員というのは収入はありそうですが、そもそもほとんど人数が居らずそこにもぐりこむというのも至難の業のようです。
報道・マスコミ・宣伝その他、関連業界というのもサッカーだけで仕事をしているわけではなく、運よく仕事に就けても必ずしもサッカー関連にいけるとも限らないようです。
そういったわけで、一読した感じではまあほとんど可能性がないのかなというところです。今では子供のスポーツでは野球よりもはるかに多くの参加者を得ているようですが、暮らしていけるというのはほんの少数のようです。