歴史上の有名人を身近な者の目から見たらどうなるかと言う話です。
オデュッセウスの妻、サロメの乳母、ダンテの妻、聖フランチェスコの母など、ある程度は挿話なども知られている有名人ですが、身近なものに取ってみればどういう人だったのかということを想像力を駆使して書かれています。
実際には本当に居たのかどうか怪しいものもあり、作者の創造かもしれませんが、皇帝ネロの双子の兄とか、キリストの弟とか、そういった話も作られています。実際に、キリストが自分の身内、息子とか兄とかいう関係であったら、大変だろうなとは思いますが。
聖母マリアも特にカトリック圏では非常に敬われている存在ですが、本人はひどい想いだったでしょう。
歴史の苦手な中高生などに気楽に読んでもらえれば興味がわくかも知れません。