爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「ダルタニャン物語5 復讐鬼」アレクサンドル・デュマ著

ダルタニャン物語第二部の二十年後の部分も最後です。クロムウェル軍に捕われたイギリス国王チャールズ1世を救おうと、4人の銃士は色々の策を試しますが、その甲斐なく国王は処刑されます。その動きはクロムウェルとその部下で国王や4銃士に復讐の念を強く持つモードントにより察知され、イギリスを脱出しようとする4銃士は船を爆破すると言う罠にかかりそうになりますが、危ういところで逃れ、逆にモードントを討ち取ることができます。
しかし、フランスに帰り着いた直後に、マザラン枢機官の命令に背いたということでダルタニャンとポルトスは逮捕され幽閉されてしまいます。
アトスもそれに抗議をしたことで幽閉されてしまいますが、ダルタニャンの機転で脱出するばかりか、マザランを拉致することとなり、それを人質にして大后と交渉して望みどおりのものを勝ち取ることができたということで第2部は終了です。