爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「壱里島奇譚」梶尾真治著

天草のはるか西の孤島(もちろん架空の島ですが)壱里島というところを舞台に、そこの守り神のような存在が、過疎化に悩む島を救おうとして核廃棄物最終処分場に手をだし結果として島を滅ぼしかけた人々に対して働きかけ、あるもの、ないもの様々なものを繰り出しながら、パワースポット観光という現代的なものを軸に救っていくというものです。
処分場計画というのも怪しい話ですが、それを救うパワースポットも十分に怪しいので、なんとも複雑な読後感ではあります。