爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「帝国・王国の意外なウラ事情」祝田秀全監修

予備校の講師として有名な祝田さんが古代から現代までの帝国についてそれぞれ4ページ程度にまとめたものです。
帝国と言うからには一つの文明圏をほぼまとめたものということでしょうが、それでも古代から考えると相当な数にのぼるようです。
古代オリエントのシュメールなどはまだ帝国と呼ぶには早いようですが、一応最初に統一したものと言えそうです。分かっていることは極めて限られたものです。古代中国では殷(商)が確認される最初の王朝ですが、これも帝と名乗ったのは秦の始皇帝からですので、帝国はそれ以降ということでしょう。

中身はまあ大体知っていることばかりで、目新しいことは無かったのですが、歴史については学校で習っただけという人にとってはある程度目を開かせてくれる内容かも知れません。