爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「食ショック」読売新聞「食ショック」取材班著

2008年に食品にまつわる様々な問題について読売新聞が1年間にわたり特集したシリーズの書籍化です。
食の安全、自給率に関わる問題、食文化の変化などについて様々な問題に取り組んでいますが、ちょっと広げすぎかも。

当時の報道で、賞味期限切れの食品を食べてみるという企画があったのは聞いたことがありました。
缶詰などはかえって期限切れの方が味がなじんだものもあるということです。
元々、缶詰の賞味期限って短すぎるのではと思っていましたので、当然とも言えますが、まったく不適な保存方法をする消費者もいて、それでクレームをだすこともあるので、短めにしてしまうという事情もあるようです。

企業の姿勢が問われますが、実は本当は消費者の意識がもっとも問題を含んでいるのではと思います。