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爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「現代思想2016年6月臨時増刊 微生物の世界」青土社発行

青土社が発行している雑誌「現代思想」の6月増刊号ですが、テーマが「微生物の世界」ということですので、購入してみました。 現代思想の最近のテーマを見ても科学分野のものが結構多いようです。思想というものとは違うかとも思ったのですが、現代では不可…

テスラの死亡事故は太陽のせいではない 日経BP記事で鶴原吉郎さんの解説が分かりやすい

今年5月7日に、アメリカのテスラ・モーターズ社の「モデルS」という車が運転支援システム「オートパイロット」の動作中にトレーラーに衝突して運転者が死亡するという事故が起きました。 それについて、自動車ジャーナリストの鶴原吉郎さんが日経BPに詳しい…

一見科学的 テレビ番組(この差ってなんですか?)のダイエット効果検証で変な結果

日曜夜になんとなくテレビを見ていたら、TBS系で「この差って何ですか」という番組をやっていまして、様々な事象の差を解説しようと言うものなのですが、その中で 「ジョギングをしてダイエット(体重・体脂肪を減らす行為を何でもこう称します)するには朝…

クロロフィルが予防する謎の疾病 「月琴病」とはなにか NATROMの日記より

現役のお医者さんで怪しいニセ医学などを糾弾する活動を以前から進めておられる、NATROMさんの「NATROMの日記」6月21日の記事に傑作な話が載っています。 NATROMの日記 (2016.6.21の記事) クロロフィルの効用について、「月琴炎」に効果があるという話…

FOOCOM.NET専門家コラム 児林聡美さんの栄養疫学の基本の解説

FOOCOM.NETの専門家コラムで注目している児林さんの最新記事です。 「減塩で高血圧予防」も疫学が生きている:疫学調査の裏側お見せします1 | FOOCOM.NET 前の記事では「女性3世代研究」という調査から得られた知識で、タンパク質を多めに摂るのが虚弱を防ぐ…

FOOCOM.NET松永編集長 水素水の記事の反応 抗議文が来たそうです

FOOCOM.NET松永編集長が最近の水素水と称する「ただの水」に関する現状を取り上げた記事を書かれましたが、その続報です。 前の記事についての紹介はこちら。 水素水なるもの蔓延中 - 爽風上々のブログ 今回の記事はこういったものです。 www.foocom.net マ…

「巨大地震と高速鉄道 新潟県中越地震をふりかえって」仁杉巌監修 久保村圭助、町田富士夫編著

先日の熊本地震では九州新幹線で回送列車が脱線、長期にわたり運休し、運転再開した現在でも2ヶ月弱が経過し未だ徐行、変則ダイヤでの運転が強いられています。 同様の状況が、平成16年の中越地震でも発生し、新幹線開業以来初の運転中の列車の脱線事故が…

「構造災 科学技術社会に潜む危機」松本三和夫著

福島第1原発事故は人災か天災かということは議論になりましたが、ほぼ人災と言えると思うものの確定しているとも言えないでしょう。 その辺りの論点を整理する意味でも、この松本三和夫さんが提唱されている「構造災」という考え方は有効かもしれません。 松…

「生物多様性 ”私”から考える進化・遺伝・生態系」本田達雄著

生物の種の滅亡が続き、生物多様性というものが失われているということが言われていますが、これについて生物学者ではあるものの、生態学や環境学が専門ではなく、ナマコの研究をしていたという、前東京工大教授の本田さんが書かれています。 そのためか、と…

硝酸の摂取は高血圧を是正し長寿につながるのか 西尾道徳さんの環境保全型農業レポートより

元筑波大学教授で土壌微生物がご専門の西尾道徳さんが書いておられる「環境保全型農業レポート」に非常に悩ましい?記事が書かれていました。 No. 299 沖縄県人の長寿命は食事からの高硝酸摂取による | 西尾道徳の環境保全型農業レポート 京都大学の家森さん…

「地震の揺れを科学する 見えてきた強震動の姿」山中浩明編著 武村雅之/岩田知孝/香川敬生/佐藤俊明著

本書のあとがきに書かれているのは無署名ですがおそらく編著者の山中さんだと思います。 そこには「これまでの地震に関する一般向けの啓蒙書の多くは、一方でプレートテクトニクスなどの基礎的な地球科学を扱うものと、もう一方で耐震・防災に関するものであ…

FDA(アメリカ食品医薬品局)は食品企業向けに加工および市販の調理済み食品の自主的ナトリウム削減ガイド案を発表

畝山智香子さんの「食品安全衛生ブログ」(2016.6.02)によれば、アメリカ食品医薬品局が食品企業向けの自主的ナトリウム削減ガイド案を発表したとのことです。 食品安全情報blog 2016年6月1日付けのFDA News Releaseに出ています。 www.fda.gov 畝山さんの…

水素水なるもの蔓延中

この前の伊勢志摩サミット(G7)の会場では「水素水」なるものが配られてしまい、日本が良い笑いものになりそうという話がありました。 先進国首脳会議(伊勢志摩サミット)でエセ科学の水素水が配布されていて日本の恥 | netgeek すると、バレエサロンをやっ…

「DNAで語る 日本人起源論」篠田謙一著

以前に埴原和郎氏の日本人の二重構造起源論に触れ、衝撃を受けたのですが、それはそれ以前の単一民族幻想の日本人論が無意識に基盤にあったためにそれを完全に打ち壊したように思えたのでした。 しかし、その後のDNA分析の長足の進歩により古代人の人骨化石…

FOOCOM.NET専門家コラムで児林聡美さんが栄養疫学記事

表記のコラムで栄養疫学研究者の児林聡美さんが老人の食生活と健康の関係についてのご自身が発表された研究論文の紹介をされています。 たんぱく質は高齢者のフレイルティを予防するか? | FOOCOM.NET 「フレイルティ」とはあまり聞いたことのない言葉ですが…

「これからの環境論 つくられた危機を超えて」渡辺正著

環境問題として取り上げられてきた多くの問題はその真の危険性を遥かに超えるような虚像を与えられて、その対策に巨額の費用をかけてしまったという愚行をもたらしました。 それらの幻がまだ猛威を振るっていた2005年に反二酸化炭素温暖化で有名な渡辺正…

ゲノム編集という新しい技術 FOOCOM.NETで松永さん、白井さんが相次いで記事

「ゲノム編集」という技術による動植物の性状改変が実用段階に入ってきたようです。 これについて、FOOCOM.NETで松永和紀さんと白井洋一さんが相次いで記事を書いています。 マッシュルームで動き出す、ゲノム編集作物 | FOOCOM.NET 新育種技術(NBT)、ゲノム…

「首都直下地震」平田直著

この本は先々週に読み、この原稿は4月12日、熊本地震発生の2日前に書いていました。自分の足元の危険性も分からずに首都圏の心配をしていたことになりますが、それは仕方のない事でしょう。 災害研究者や担当官などにとっても異例ずくめの熊本地震でした…

「キノコの教え」小川眞著

著者は森林総合研究所などで主に菌根菌の研究を長らくされていた方ですが、キノコに関して広い話題を専門の知識を交えながら語っています。 なお、私もかつては会社の研究所に属していた頃に仕事の一環として菌学会に数年参加していたことがあり、総会や見学…

災害が襲う頻度に比べあまりに短い人の一生、そして人類文明も

3月11日には東日本大震災発生からちょうど5年ということで報道は多くの特集が組まれテレビなどは一日中ほとんどその番組ばかりでした。 犠牲となり亡くなった人々を取り上げ、その人達を忘れずにその災害を考え、対策をして二度と犠牲者の発生が無いよう…

福島での甲状腺検査について困った新聞記事

福島では原発事故以降子供の甲状腺ガン発生の疑いのために全員に対しての甲状腺検査を実施していますが、その結果の解釈についての毎日新聞記事をFOOCOM.NETの松永編集長が批判しています。 両論併記の罪〜東日本大震災5年に思う | FOOCOM.NET 実は我が家も…

「臨床試験済」ってどういうつもり

最近のテレビCMで目立つのが「臨床試験済み」をやたらに強調する健康食品です。 名前をボカしたところで仕方ないので明記しますが、ファンケルの「えんきん」です。 臨床試験をやったからといってその結果が問題なのに、単に試験済と言うのもおかしな話だと…

NATROMの日記 2015年の自選ベスト3の記事

現役の内科医で以前から「ニセ医学」といったものに対して厳しく批判する記事を書いているNATROMさんの「NATROMの日記」と言うブログがあるのですが、その2015年12月31日付けの記事は今年の自選ベスト3と言う記事でした。 NATROMの日記 (2015.12.31) 取り…